スマホ対応のコンテンツの危険性
ホステルというホラー映画を見たことがある人は多いと思う。とんでもなくこわいホラー映画だ。
映画評論家の中には、あの映画をホラー映画の傑作と言う人がいるが、あんなおそろしい映画を一般の子供たちに見せたらえらいことになると思うが、問題になっていないのが不思議だ。
今スマホの普及でユーチューブなどで、ホステルのようなホラー映画のダイジェストシーンが簡単に見られるようになっている。
今の小学生くらいの男の子や女の子が、こんな映像を見てしまえば、必ず影響をうける子が出てくるだろう。
識者の中には影響をうける人が悪いのであって映画自体は悪くないという意見の人が多い。
しかし、ここで問題なのは、たとえば1000人がホステルを見たとしてその中の1人がへんな影響をうけてしまい殺人事件を起こしてしまったとする。
999人は全く大丈夫で1人のために、映像の自由を制限してしまっていいのかなんて議論になったらどうするつもりなんだろう。
この1人が大量殺人なんておかしてしまったら、たいへんな社会問題になるし、ホステルレベルのホラー映画を制限してしまったら、ホラー映画は商売ができなくなるだろう。
こういう問題は、スマホの技術が進歩するほど問題になってくるだろう。
しかし、それとは逆に、あまり問題になっていないのが、電子コミックだ。こちらの業界は、子供たちの学力低下ぐらいが問題になっているだけであってあまり社会的な問題になっているとはいえない。
ゴミ屋敷とトイプードルと私などの人気女性コミックの内容を見てこれはどうなのかと最初は思ったが、直接的にこのようなコンテンツに影響されて事件を起こしたなどという話は聞いたことがない。
そうやって考えると電子コミックは今のところはかなり安全なコンテンツだと評価することができるだろう。